IT業界というと仕事がきつく、残業が多いというイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実際、未だにそういった傾向が見られる会社もあります。
これは業務改善・業務効率化が図れていないことも原因の一つとして考えられます。
では、IT業界で業務改善・業務効率化を図っていくためにはどうすれば良いのでしょうか?
今回はIT業界で業務改善・業務効率化を行うために重要なポイントをご紹介していきましょう。
IT業界における「ムダ」を知る
まず、多くの業界ではそれぞれにムダが存在し、できるだけムダをなくしていくことで業務の効率化や生産性の向上につなげています。
例えば、製造業であれば作りすぎや手待ちが多いというムダ、運搬方法や加工自体のムダ、在庫や動作、不良品を手直しするムダなどが挙げられます。
こうしたムダを取り除いていくことで、日本の製造業は成長していくことができました。
IT業界は、一見ツールの活用などを行っていてスムーズに業務を進行しているように感じられますが、実際のところ多くのムダが山積みです。
例えば、業務に不要な情報を作ってしまったり、必要な情報を待ったりするだけでも時間のムダになります。
また、情報を修正したり、業務に必要な情報を検索したりする作業にもムダが見られます。
このようなムダを取り除けるようにしていかないと、業務改善にはつながらないでしょう。
IT企業が業務改善を図る時に気を付けたいポイント
IT企業でこれから業務改善を図ろうとした場合、どんなことに気を付けた方が良いのでしょうか?
いくつかポイントをご紹介していきます。
まずは現場の声を聞く
業務改善を図る時、真っ先にその影響を受けるのは会社ではなく現場で働く社員です。
現場で働く社員が効率的に仕事を進められるように、業務改善は本来行われるべきです。
しかし、経営陣の中にはコスト削減などを目的で優先させてしまうことがあります。
このような目的で業務改善を行っても、そのしわ寄せは結局現場の社員が行うことになり、働く意欲も低下してしまうでしょう。
業務改善を行うならまずは現場の声を聞き、どんなムダがあるのか把握することが大切です。
ステアリングコミッティを機能させる
プロジェクトを進めていく中で予期せずトラブルが生じてしまう場合があります。
プロジェクトを効率的に進めていくためにも、できるだけトラブルは避けたいものです。
しかし、万が一このようなトラブルが発生してしまった時でもあらかじめ発注者やSIer、パートナー企業などと協力体制を整えておき、プロジェクトを進めていくことで素早く適切な対応が行えます。
ですからステアリングコミッティを設置し、進捗に応じたルール決めておくことが重要です。
ステアリングコミッティは、顧客やSIer、パートナー企業などの利害関係を調整する役割を担います。
機能していることで顧客とのコミュニケーションも活発になり、スムーズなプロジェクト進行につながります。
見えない情報を見つけて整理する
社員一人ひとりのタスクを全て把握している方はなかなかいないと思いますが、実はここに業務改善のヒントが隠されています。
社員のタスクや進捗状況が把握できれば、効率的にプロジェクトを進めるためにはどうすれば良いのかが見えてきます。
さらに、誰に仕事が集中しているのか、なぜ残業が多くなっているのか、などといったムダも見えてくるのでそれらのムダを改善していけば業務効率化ができます。
IT企業でもまだまだムダが多く、プロジェクトの進行を妨げてしまっている場合があります。
今回ご紹介したポイントを取り入れ、業務改善・業務効率化を図りましょう。
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投稿日:2019年06月03日
クライアントPCからの業務改善アプローチ
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