自宅や外出先でも、会社にいる時と同じように働けることがテレワークの特徴です。
近年は、インターネット環境の普及や情報通信機器の導入のしやすさで、テレワークの注目が高まっています。
テレワークにはメリットが多いと感じている会社・社員も多いと思いますが、デメリットも存在します。
導入前に、まずテレワークのメリット・デメリットについて把握しておきましょう。
テレワークのメリット
まずは、テレワークのメリットをいくつか挙げていきましょう。
社員にとってのメリット
子育てや介護との両立が可能
子育て世代や介護が必要な家族がいる場合、働きたくても働けないという状況にあります。
しかし、テレワークを導入すれば、働きたいと思っている人が手の空いた時間に仕事ができます。
こういった子育てや介護との両立は、テレワークの大きなメリットと言えるでしょう。
通勤時間を仕事に充てられる
通勤にかかる時間は人によって様々です。
中には、遠方から電車通勤を余儀なくされている人も少なくないでしょう。
しかし、テレワークは自宅ですぐに仕事にとりかかれるため、通勤に使う時間も仕事に充てられるようになるのです。
仕事に集中できる
オフィスに出社すると、電話や来客応対、誰かに話しかけられる度に手を止めて仕事を中断しなければなりません。
テレワークであれば集中しやすい場所で仕事に取り組めるため、メリットと言えるでしょう。
遠方に住んでいても仕事ができる
通勤時間がなくなれば、自宅から会社が離れていても働きやすくなります。
住む場所を左右されなくなるので、遠方を理由に退職する必要がなくなり、選択肢の幅が広がります。
会社にとってのメリット
生産性の向上
テレワークを導入すると、ワークライフバランスが良くなるため、結果的に生産性が向上するというメリットがあります。
子育てとの両立や就業時間に関係なく働けるという点が、社員の満足度につながるのです。
離職率低下
女性は、男性よりも出産や夫の転勤・介護などで退職するケースが多いです。
しかし、テレワークで働ければ、退職せずこれまでの仕事を継続できます。
テレワークのデメリット
社員にとってのデメリット
スケジュール管理が必要
早朝や夜中であっても仕事ができる環境にあるため仕事を詰め込み過ぎたり、逆に仕事をサボってしまったりする可能性があります。
テレワークを選択する場合、スケジュール管理を自分で行う必要があります。
パソコンが使えないといけない
パソコンやタブレット端末を使用して行う仕事に限られるため、そういったIT端末が使えないと仕事になりません。
できる仕事が制限される場合があるでしょう。
会社にとってのデメリット
時間管理ができない
会社にとっては、テレワークを選択した社員に対する時間管理がしにくくなります。
パソコンの作業履歴やWebカメラなどで管理する必要があるので、会社によってどのように時間管理を行うかあらかじめ決めておかなければなりません。
セキュリティ管理
パソコンやタブレット端末を活用するため、関係者以外が画面を見てしまうリスクがあります。
また、タブレットやスマホを活用した仕事であれば、外出先で紛失する可能性もあるでしょう。
外出先のWi-Fiにつなげば、ウイルスに感染してしまう場合も考えられます。
そのような時のために、セキュリティ対策は必須です。
社員にとっても会社にとってもテレワークはメリット・デメリットがあることをしっかりと理解しておく必要があります。
特にデメリットについては、会社によってどのように解決できるかしっかり検討しなければなりません。
社員と会社の両社がバランスの良い働き方を考え、導入・運用していきましょう。
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投稿日:2019年07月29日
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