【リリース日】
2011/03/14
【動作環境変更】
1. ESXi 4.1を仮想化プラットフォームとしたXenDesktop 4 VDIに対する動作検証を行いサポート対象として追加
VMware ESXi 4.1を仮想化プラットフォームとしたCitrix XenDesktop 4 Hosted VM-based VDI Desktops構成上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Client、Manager、Porter
Provisioning Serverによる仮想デスクトップのプロビジョニング機能にも対応しています。ただし、導入時に予め設定を行う必要があります。詳しくは上記製品のインストールマニュアルをご確認ください。
2. ESXi 4.1環境上での動作検証を行いサポート対象として追加
VMware ESXi 4.1上に構築された、対応する仮想OSでの動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Server、Hub Server、Client for Server OS、Analysis Option、Client、Manager、Porter
なお、仮想OS上でMylogStar Serverを稼働させた場合、物理マシンに比べ、パフォーマンスが低下しますので、環境構築の際はご注意ください。
3. プロビジョニング利用時のログデータ格納先を変更
Citrix XenDesktop とProvisioning Server を利用する環境においては、Clientによって取得されたログデータの格納先に注意する必要があります。本リリースよりログデータの格納先を変更しました。
4. SQL Server 2008 R2利用時の動作検証を行いサポート対象として追加
SQL Server 2008 R2利用時の動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。Serverの動作環境として追加されます。
5. MylogStar Desktopの対応OSを変更
DesktopにおけるWindows 7 64bit上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。Desktopの対応OSとして追加されます。
Windows 7において、サポート対象となるエディションは以下の通りです。各エディションにおいて、32bit、64bitともに対象となります。
・ Home Basic
・ Home Premium
・ Professional
・ Enterprise
・ Ultimate
なお、本リリースよりDesktopのDBMSとしてSQL Server 2008 R2 Expressを利用します。これに伴い、Windows 2000は、Desktopのサポート対象外となります。
【機能追加】
1. ローテーションデータベースの保存先を変更する機能を追加
ローテーションされたデータベースの保存先を変更する機能を追加しました。これによりサーバ端末のディスク容量が少なくなった場合に、ローテーションデータベースの配置を柔軟に変更することができます。なお、本機能は保存先情報のみを更新します。データベースファイル自体は手動で移動する必要がありますので、ご注意ください。
2. Client Updaterの適用状況を確認する機能を追加
ManagerにClient Updater ステータス画面を追加しました。この画面では、監視するClient の現在のバージョン情報や、Client Updaterの適用状況を確認することができます。
【機能改善】
1. ファイル操作ログを操作ユーザ名でフィルタリングできるよう改善
ファイル操作ログの監視フィルタ設定において、フィルタ対象に操作ユーザ名を追加しました。これにより共有フォルダへのアクセスを、より正確に記録することができます。
2. Gmailの仕様変更に対応
Gmailの仕様変更に伴い、メール送信のログが取得できない問題が発生しておりましたが、機能を改善し、この問題に対応しました。
3. MylogStar Managerのパフォーマンス改善
Managerの処理を改善し、以下の操作における処理速度の向上を図りました。
・部門設定画面におけるCSV取込時
・部門設定画面におけるユーザの移動と削除
・データ連係機能におけるインポート処理
4. 部門設定において複数ユーザの所属部門を同時に変更できるよう変更
Managerの部門設定画面において、複数ユーザの所属部門を同時に変更できるよう、機能を改善しました。
【仕様変更】
1. MylogStar Desktopのインストール方法を変更
DesktopとDBMSを、個別にインストールする方法に変更しました。
これまでDesktopとDBMSは、同時にインストールされていましたが、本リリース以降では、予めDBMSを導入する必要がありますので、ご注意ください。
なお、Desktopが利用するDBMSとして、インストールメディアにSQL Server 2008 R2 Expressが同梱されます。
2. インターネットログのページタイトル取得処理を変更
ページタイトル文字列に含まれる改行情報、タブ情報を適切に処理し、ブラウザにおける表示に準拠するよう、インターネットログのページタイトル取得処理を変更しました。
【不具合の修正】
1. ローテーションデータベースにログが登録できない場合がある問題
データベースに登録されずにServer端末上に保管されたログを、PorterRでローテーションデータベースに登録する際、特定条件を満たすフォルダにログが存在しない場合に、ローテーションデータベースにログが登録できません。本リリースで、この問題を修正しました。
2. サスペンド復帰時のログが取得できない場合がある問題
これまではユーザによる明示的なサスペンド復帰のみをログとして取得していましたが、OSや端末の環境によっては、意図通りにサスペンド状態から復帰した際のログが、取得できない場合がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
3. Windows Live Hotmailのメール転送時の問題
Windows Live Hotmailにおいて受信した添付ファイル付きメールを転送すると、MylogStarで取得した添付ファイルが破損しファイル名も文字化けする問題が発生していました。しかし本リリースにおいて再度検証した結果、この問題が解消され、正常に取得できることを確認しました。
なお弊社では明示的な対応を行っていませんので、Hotmail側のプロトコルが変更されたと考えられます。
4. ドキュメントログが取得されない場合がある問題
OSの「最近使ったファイル」フォルダを手動で削除した場合、このフォルダが再作成されても、ドキュメントログが取得されません。本リリースで、この問題を修正しました。
5. インベントリログの詳細が取得できない場合がある問題
OSの「コンピュータ名の説明」に256文字以上入力した場合、インベントリログの「コンピュータ名の説明」に該当する項目において、詳細が取得できず空白で表示されます。本リリースで、この問題を修正しました。
6. Yahoo!メッセンジャーの改行が正しく処理されない問題
Yahoo!メッセンジャーで取得した改行を含むメッセージデータをManagerで表示すると、正しく表示されない問題を修正しました。
以下のような問題を確認していました。
・ Yahoo!メッセンジャー上では改行を含むメッセージであっても、Managerの表示では改行されていない。
・ Yahoo!メッセンジャー上で、行末に「¥」を付けて改行をすると、Managerでは「¥」が表示されない。
7. FTPログでSTOUコマンドが正しく取得できない問題
FTPでSTOUコマンドを使用してファイルをアップロードすると、FTPログのコマンド種別がUNKNOWNになる問題を修正しました。
8. 監視設定ファイルが破損した場合に端末のCPU使用率が100%になる問題
Clientプログラムが使用する監視設定ファイルが破損した場合に、端末のCPU使用率が100%になる問題を修正しました。
監視設定ファイルの破損は通常運用時、容易に発生するものではありません。発生する可能性としては、強制的な電源断やOSの異常が考えられます。
9. 「¥」から始まる部門名が正しく表示されない問題
最上位の部門名に「¥」で始まる名称を付けた場合、Managerで閲覧されるログの「部門名」では、先頭の「¥」が表示されない問題を修正しました。
10. レポートの検索期間が正しく計算されない場合がある問題
Managerのレポート表示において、検索期間として5年間でかつ「2月29日」を2回含む範囲を指定した場合に、エラーが発生し検索できない問題を修正しました。
11. 大量の検索条件をインポートするとManagerが強制終了する問題
Managerの検索条件選択画面において、大量の検索条件をインポートした場合に、「重大なエラー」が発生しManagerが強制終了する問題を修正しました。
12. アラーム情報が正しく削除されない問題
複数ユーザに関わるアラーム条件が登録されている環境において、Managerの部門設定画面で特定ユーザを削除した場合、アラーム条件が正しく削除されない問題を修正しました。
13. 部門設定でユーザを移動すると異常終了が発生する場合がある問題
Managerの部門設定画面において、新規ユーザを作成した直後に別部門に移動させ、そのユーザと同じ名称のユーザを作成しようとすると異常終了が発生します。本リリースで、この問題を修正しました。
14. データ連係において異常終了が発生する場合がある問題
Managerのデータ連係機能において、「パス」「ファイル名」「拡張子」を合計した文字数が260文字以上となるファイルパスを指定した場合、異常終了が発生する問題を修正しました。