既存のIT資産管理ツールからMylogStar Cloud へ乗換
ログ管理の専用製品とMicrosoft Intuneで端末管理を実現
技術職知財リース専門のソリューションカンパニーとして発展してきたジェイテック。同社では、自社のシステムに問題が発生した際の原因究明を目的にIT資産管理ツールを利用していたが、オンプレミス型であったため、社内のローカルネットワーク/VPNで接続されている端末のログしか取得できず、エラーの発生やシステム不具合もしばしば起きていた。そこで同社はツールの見直しを決断。リモートワーク環境も含め、必要なログを確実に取得する為、ラネクシーのクラウド型PC操作ログ管理サービス「MylogStar Cloud」を採用した。
使用製品:MylogStar Cloud
ジェイテック様の導入前の課題と導入後の効果
導入前の課題
既存のオンプレミス型クライアント運用管理ツールでは、社内のローカルネットワーク/VPN接続中の端末のログしか取得できず、エラーの発生やシステム不具合も少なくなかった。
導入後の効果
リモートワークの環境も含めて、必要なログを確実に取得できるようになった。また以前のようなトラブルはなくなり、運用負荷も軽減された。
IT資産管理では費用対効果の悪さが目立つ
機能に過不足も多く見直し検討
ジェイテックは1996年の創業以来、日本が持つ「匠」の精神を継承し、知識に基づく知恵を扱う「技術商社」として、数多くの顧客に対し、技術職知財リース専門のソリューションカンパニーとしてパートナーシップを築きながら発展してきた。現在は、「いつでも」「どこでも」「タイムリーに」安心してサービスを活用してもらえるよう、社員へのより高度な先進技術の教育に加え、人間性豊かでプロフェッショナルなテクノロジスト集団の育成に取り組んでいる。この点について取締役 技術商社事業本部長の岩崎秀樹氏は「自動車、機械、建設など日本のモノづくりを支える多くの分野に技術者を派遣し、高度な技術力やノウハウを活かしてお客様のビジネスを支援するだけでなく、自社の業務や運用管理のソフトも自前で開発しています。また最近では、『まなクル』を中心とした教育ビジネスを新しい事業の柱にすべく注力しています」と説明する。
かつて同社は、自社システムに問題が発生した際の対策として、オンプレミス型のIT資産管理ツールを導入していた。
「万が一の際、システムで何が起きたのか、何が原因なのかが分からないと適切な対応が取れません。そこで必要なログを取得し、確実な証跡を得ることを目指しました。また、近年被害が急増しているランサムウェアへの対策という面もありました」(岩崎氏)
こうして同社は、ログによる証跡を常に取得できるようにした上で、管理者を限定し厳密に管理していたのだが、前述のツールはオンプレミス型だったため、社内のローカルネットワーク/VPNにアクセスしない端末については、ログを取得できないという問題があった。また、アップデートが追い付かず、バージョンの不一致が原因でエラーが発生するケースも目立つようになっていた。
「重要な操作のログが取得できる時とできない時があり、システムが不安定になることもありました。そもそも私たちがやりたいのは資産管理ではなく、ログによる証跡の確認ですから、ツール自体が目的に見合わないものになっていました」(岩崎氏)
AzureAD対応で必要なログを確実に取得
無償トライアルで確認・評価し採用
取締役
技術商社事業本部長
岩崎 秀樹 氏
そこでジェイテックでは、WindowsサーバーのOSバージョンアップのタイミングを機に、既存ツールのリプレースを検討することにした。
「サーバーのOSをバージョンアップすれば、当然ツールのバージョンアップも検討することになります。また、約70台の端末の更新時期にもかかっていたことから、切り替えにはちょうど良いタイミングと判断しました」(岩崎氏)
かねてより同社では、働き方改革などへの対応のため、リモートワークの導入を進めていた。この際、クラウドなどWebベースのツールだけで業務を完了できる社員は、社内のローカルネットワーク/VPNにアクセスしないことも多い。
「こういう場合、既存のツールではログが取得できませんでした。そこで今回は、そうした環境でも確実に取得できるツールがないか探すことにしたのです」(岩崎氏)
また、同社ではそれまでAD(Active Directory)でのユーザー管理を導入していなかったが、これを機にAzure ADでユーザー管理を行ってSingle Sign Onを適用。Microsoft Intuneによってデバイスのコンプライアンスポリシーを設定し、その上でMicrosoft 365についてfor BusinessからBusiness Premiumにプランを変更することにした。
「こうした新しい環境に最適なログ管理ということを考えたとき、浮上してきたのがAzureADに対応した『MylogStar Cloud』だったのです。他のツールとも比較しましたが、ベンダーであるラネクシーの信頼性の高さに加え、無償トライアルがあったことが大きかったですね」(岩崎氏)
同社は問い合わせを行ってから、すぐに検証用のテナントを用意してトライアルを実施。必要なログを確実に取得できることが確認できたため、問合せ後2ヶ月以内で採用を決定した。
「以前のツールでは取得できないことも多かったインターネットの閲覧履歴も、しっかりWebログとして収集できていました。AzureAD対応では特別な設定が必要な箇所もありましたが、ラネクシーが迅速にサポートしてくれたことで、すぐにクリアできました」(岩崎氏)
確実でトラブルのないログ管理が実現
クラウドサービスなので運用の手間もなし
技術商社事業本部
副事業部長 兼 人材発掘担当
日永 健一 氏
ジェイテックは、MylogStar Cloud の導入と並行して、端末の入れ替えも実施した。現在は入れ替えた端末について、MylogStar Cloudを使って稼働状況やインストールしたソフトの動きなどを確認。リモートワークの社員の環境を含め、必要なログはしっかり取得できているという。岩崎氏は「ログ管理については、問題さえ発生しなければ特に解析などは行わず、そっとしておきたいのが本音です。その意味でも、以前のツールのようにエラーの発生やシステムの不安定化などのトラブルに悩まされなくなったのは大きなメリットです」と述べ、技術商社事業本部の日永健一氏も「必要なログが確実に取得できる機能に加え、運用における信頼性も高く、製品には十分満足しています。クラウドサービスのため、一度稼働してしまえば、あとはシステムやバージョンの管理に煩わされることがないのもいいですね」とその効果を語る。
また、USBデバイスの制御についてもMylogStar Cloudを活用しているとのことだ。
「Microsoft Intuneでも制御はできますが、グループポリシーで縛りをかけてエラーの発生をブロックするため追跡ができず、それが悪意のあるものなのかどうかの確認ができません。そのため、USBデバイスの制御はMylogStarで行うことにしました」(岩崎氏)
快適な運用パフォーマンスであることが重要
今後もログに特化したツールであることを望む
ジェイテックでは今後も端末の入れ替えに合わせて、MylogStar Cloudのライセンスを追加していく予定だ。
「私たちがMylogStar Cloudを導入した理由は、あくまでトラブルが発生した際に証跡を確認するためであって、資産管理や勤怠管理への活用は考えていません。機能の追加などは希望を言えばきりがないですが、それに伴い操作が重くなるなど、全体のパフォーマンスが落ちしまうようであれば本末転倒かと思います。よってMylogStar Cloudには、ログに特化した単機能で使い勝手の良いツールであり続けてくれることを望んでいます」(岩崎氏)
マイログスタークラウドの選ばれる3つの理由
かんたん導入・かんたん運用
クラウドサービスなので、手のかかる管理サーバーや取得ログ設定などは一切不要! わずか5ステップでログを確認!
ハイパフォーマンスなログ
操作ログ取得・管理専用製品として取得ログの精度の高さとそのログを活用したレポートで業務分析が可能!
低コストでの導入を実現
初期費用なし!サーバー構築必要なし!月額サブスクリプションでお客様の運用負担を最小限に!
詳細資料
ご担当者様のインタビュー取材記事を掲載したPDFをダウンロードしていただけます。
お客様概要
- 所在地:東京都中央区京橋1-10-7 KPP八重洲ビル
- 設立:1996年8月16日
- 資本金:2億6183万円(2022年3月末現在)
- 事業内容:技術職知財リース事業(人材派遣及び請負・業務委託)、ソフトウェアの自社開発及び受託開発、有料職業紹介事業、各種技術サービス、技術教育サービス、総合コンサルティングサービス
- URL:https://www.j-tec-cor.co.jp