Citrix Virtual Apps & Desktops にも対応
Citrix Virtual Desktopsは、Windowsデスクトップおよび Windowsアプリケーションをモバイルデバイスに配信し、セキュアかつ場所を選ばないワークスタイルを実現するデスクトップ仮想化ソリュー ションです。企業は、競争力を高めるために多様化するワークスタイルへの対応やモバイルのビジネス活用、変化への即応とコスト効率に優れたIT 基盤の構築が求められています。Citrix Virtual Desktopsを導入することでこれらの課題を解決することが可能になります。
Citrix Virtual Apps & Desktops 環境におけるログ取得
Citrixの仮想化を利用したシンクライアント環境では端末に記憶装置を持たず、サーバー上にある仮想マシンをリモートから操作します。このためシンクライアントPCにはデータが残らず、たとえ紛失しても情報が流出する心配がありません。
ただし、情報漏えいの不安がまったくないわけではありません。PCがインターネットに接続できれば、Webメールやオンラインストレージなどを介して、意図的にデータを持ち出すことは可能なのです。意識レベルの低下から情報漏えいの可能性は高まるとさえ言えます。
こうした不正な操作を発見し、対策をとるためには、シンクライアントにおいても操作ログを記録することは非常に重要なことといえます。シンクライアントで行った操作のログは証跡にもなるので、内部統制の観点からも有効な対策となります。MylogStarは通常の(ファット)クライアントはもちろん、Citrixを用いたシンクライアントのログ取得にも対応しているため、ファットクライアントからCitrix利用のシンクライアントへの移行の際にもログシステムを別途導入する必要がありません。
4つの「力」がログ管理の決め手
ログ管理を行う際、必要なログが収集できていなければ、証跡としての保存や分析もできません。MylogStarは、OSのカーネルレベルでログを取得しており、他のログ管理製品では取得できない操作も把握できます。精度の高いログを取得できる為、情報漏えい対策や業務改善に有効活用いただけます。
収集したログは、いつ利用するかわかりません。情報漏えいの疑いがある場合などは、過去数年にわたったログをチェックすることもあるでしょう。このログは活用できるものでなければ意味がありません。MylogStarはクライアント操作ログ管理の専用ソフトとして、長年の経験を活かした利用者にやさしい運用管理をご提供いたします。
企業システムは、さまざまな環境が混在して稼働し始めています。仮想化環境やシンクライアント環境、海外の拠点や協力会社がある場合には、外国語OSも混在して利用されることもあるでしょう。これらの環境下においても、MylogStarは対応できるように設計されています。
MylogStar Serverに保存されているログデータを活用し、詳細なレポートを作成することが可能です。レポートでユーザーのPC利用状況を多角的に分析すれば、セキュリティ対策強化の指標となります。たとえばアラートレポートやファイル持ち出しレポートからはセキュリティインシデントに対する傾向を把握可能です。また、コンピューター利用状況レポートからは部門別(ユーザー別)のログオン状況を把握することができ、時間外稼動として休日・深夜等時間外にログオンしたクライアントを把握することも可能です。
業界トップクラス 15種類ものログを取得可能
MylogStarはCitrixのシンクライアント環境でも15種類ものログデータの記録を行うことができます。
ネットワーク経由での操作も通信パケットとして記録。必要なログをすべて取得することが可能です。
アプリケーションの仮想化ソリューション「Citrix Virtual Apps」に対応
Citrix Virtual Apps サーバーにシンクライアント用のMylogStar Agent for Virtualをインストールすることによって、ユーザーセッションごとの操作ログを取得することが可能になります。従来は困難であったSBC方式 ※ のシンクライアント操作ログをより手軽に、より詳細に取得できるため、不正操作による情報漏えいの防止や証跡の保存に活用できます。
アプリケーション配信では、公開デスクトップまたは公開アプリケーションによって、サーバーで実行したアプリケーションの画面イメージを配信します。アプリケーションの実行環境(サーバー)と使用環境(ローカル端末)を分離し、Citrix Virtual Apps サーバー上でアプリケーションを実行し、画面イメージとキーボード・マウス信号だけを圧縮、暗号化して送受信することで、限られたネットワーク帯域においても快適な操作と高いセキュリティを実現しています。
MylogStarは、Citrix Virtual Appsの公開デスクトップに対応しているほか、公開アプリケーションにも対応し、Citrix Virtual Apps 環境におけるログ管理を強力にサポートするソリューションです。
- ※Server Based Computing(サーバー・ベースド・コンピューティング)方式の略。サーバー上でアプリケーションを稼働させ,複数のクライアントからそのアプリケーションを利用する方式。
最新のデスクトップ仮想化ソリューション「Citrix Virtual Desktops」に対応
Citrix Virtual Desktopsは、自分専用のWindowsデスクトップ環境をサービスとして提供するデスクトップ仮想化ソリューションです。
Citrix FlexCastテクノロジによって、あらゆるユーザーに最適なWindowsデスクトップを提供します。
仮想デスクトップの配信方式は、サーバデスクトップを共有するシンクライアント構成、ユーザー固有のデスクトップ環境を提供するVDI構成など6種類が用意されています。
さらに基盤となる仮想マシンはCitrix Hypervisor、VMWare ESX、Hyper-Vから選択でき、その組み合わせは十数種類にもなります。
Citrix Virtual Desktopsは構成を変えることで、ユーザーの様々な使用用途を満たすことができるソリューションです。
MylogStarは、Citrix Virtual Desktops環境におけるシンクライアント構成、そしてVDI構成とプロビジョニング機能にも対応しており、操作ログの取得と利用状況の把握を可能にします。
VDI/シンクライアント構成における接続元端末情報の取得が可能!
MylogStarはVDIまたはシンクライアント構成における、接続元端末のコンピュータ名とIPアドレスを取得して、ユーザーログに表示することが可能です。
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※本機能を使用する場合は、インストール時にパラメータを指定する必要があります。手順書をご用意しております。
導入事例
島根おおち農業協同組合様
Citrix XenApp 環境において操作が簡単で広範なログの収集を実現。
情報漏えいの抑止効果も向上
金融機関としても活動しているJAの場合、セキュリティ対策が欠かせない。また、JA の業務は幅広く、組合員の生活に関するさまざまな情報も保存している。個人情報保護も重視しなければならない。 しかし、セキュリティや個人情報保護を強化していくと利便性が低下するだけではなく、運用管理工数の増大という課題もある。セキュリティを高めながら、運用管理工数を増大させないためのソリューションを求められていた。そこで JA 島根おおちはシンクライアントを採用し、情報の一元管理を実現。セキュリティを守りながら、利便性の低下も防いでいる。さらに、操作ログを取得し、問題が起きた時の対策はもちろん、何も起きていない証跡としても活用している。