MylogStar 2.5 Release10

【リリース日】

2012/08/06

【動作環境変更】

1. SQL Server 2012利用時の動作検証を行いサポート対象として追加

SQL Server 2012利用時の動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。Serverの動作環境として追加されます。

2. XenDesktop 5.6 VDI構成に対する動作検証を行いサポート対象として追加

Citrix XenDesktop 5.6におけるVDI構成上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
Client、Manager

Provisioning Serverによる仮想デスクトップのプロビジョニング機能にも対応しています。ただし、導入時に予め設定を行う必要があります。設定資料を別途ご用意しておりますので、詳細についてはお問い合わせください。

3. Atlantis ILIO上での動作検証を行いサポート対象として追加

Atlantis ILIOを利用した仮想環境での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。仮想OSに対応するMylogStar製品において、動作環境として追加されます。

【機能追加】

1. Desktopバックアップをコマンドラインから実行できる機能を追加

MylogStar Desktopのバックアップをコマンドラインから実行できる機能を追加しました。これによって、タスクスケジューラのようなタスク管理機能を利用することで、バックアップ処理を自動化することが可能となります。

2. デジタル証明書チェックの無効化ファイルをインストールCDに同梱

デジタル証明書のチェックが行えないことで、Manager及びManager 関連ツールの起動が遅くなる現象が発生する場合があります。本リリースにおいて、デジタル証明書のチェックを無効化するファイルをインストールCDに同梱しました。これらのファイルを利用することで、現象を回避することができます。

3. 関連モジュール初期化失敗時にステータスログを出力する機能を追加

MylogStar関連モジュールの初期化に失敗した場合、その内容をステータスログに出力する機能を追加しました。

【機能改善】

1. ローテーション実行時の使用容量削減とパフォーマンス向上

ローテーション実行時、作業領域として一時的に必要となるHDD容量の削減を図りました。またローテーション機能の処理速度を向上させました。本改善により、作業領域として必要となる空き容量は、元のデータベースサイズよりも小さくなります。
なお、本改善の対象となるSQL Serverのバージョンは、2008、2008 R2、2012となります。SQL Server 2005は、本改善の対象外となりますのでご注意ください。

2. エキサイトメールの仕様変更に対応

エキサイトメールの仕様変更に伴い、メール送信のログが取得できない問題が発生しておりましたが、機能を改善し、この問題に対応しました。

3. 仮想環境導入手順の簡易化

Clientインストール時に、ユーザ識別子を選択できるよう、機能を改善しました。これにより、仮想環境へClientをインストールして運用する構成において、その導入手順が簡易化されます。
なお、Clientインストール時に選択するユーザ識別子は初期値となります。もしClientとServerで異なるユーザ識別子を指定した場合は、Serverとの通信確立後、Server側のユーザ識別子設定に従って動作します。

【仕様変更】

1. 関連モジュール初期化処理失敗時の挙動変更

MylogStar関連モジュールにおいて、初期化処理が失敗した場合、初期化処理を再実行するよう、仕様を変更しました。

2. キャッシュファイルが破損した場合への対応

異常発生時、Clientで使用しているキャッシュファイルが破損する場合がありました。本リリースにおいて、キャッシュファイルが破損していた場合は、それを無視して、Clientの動作に影響しないよう、仕様を変更しました。

3. ドキュメント名が空白の場合におけるプリンタログの取得仕様変更

プリンタログのイベント方式において、ドキュメント名が空白だった場合、当該ログを取得せずに破棄していました。本リリースにおいて、該当する場合であっても、ドキュメント名を空白としてプリンタログを取得するよう、仕様を変更しました。

【不具合の修正】

1. ネットワークアップデート処理毎にエラーログが出力される問題

Client ネットワークアップデート完了後、Client ネットワークアップデート処理毎にエラーログが出力される問題がありました。本リリースで、この問題を修正しました。

2. ドメイン名が正しく取得されない場合がある問題

ファイル操作ログのログイン名取得処理において、内部バッファの初期化が正しく行われない場合があり、この結果、ドメイン名が正しく取得されない問題がありました。本リリースで、この問題を修正しました。

3. Local UpdaterがFQDN指定に対応していない問題

Local Updaterにおいて、接続先またはバージョンアップサーバの入力欄がFQDNによる指定に対応しておらず、IPアドレスしか入力できない問題を修正しました。

4. 不正なイベントログを読み込んだ際にClientが強制終了する問題

Windows 7 もしくは Windows Server 2008 R2 環境において、Clientの「イベントログ監視」が有効である場合に、一部の不正なイベントログを読み込んだ際、Clientが強制終了してしまう問題を修正しました。

5. Clientクローニング時に不正なログが生成される場合がある問題

Clientをクローニングにより展開した際に、MylogStarが独自に生成している一意なキーコードを編集したことが原因で、不正なログが生成される場合がありました。不正なログは、内容は正常ですが、ログ登録の対象外となりServerまたはHub Server上に蓄積する可能性があります。本リリースで、この問題を修正しました。

6. アップデートリトライ発生のステータスログが繰り返し出力される問題

MylogStar 2.5 Release9で追加された「自動バージョンアップ失敗時リトライ」機能によって発生する、アップデートリトライ発生のステータスログが繰り返し出力される問題を修正しました。
なお、本問題は、MylogStar Ver.2.0のいずれかのバージョンを経由した後に、Local Updater を使用して、MylogStar 2.5 Release9へとバージョンアップした場合にのみ発生します。

7. Microsoft Excelの起動時にフリーズが発生する場合がある問題

MylogStarの機能との干渉により、Microsoft Excelの起動時にフリーズが発生する場合がある問題を修正しました。

8. 印刷者名とユーザ名の異なるプリンタログを表示しない機能における問題

Managerにおける「印刷者名とユーザ名の異なるプリンタログを表示しない」機能において、ドメイン参加時の考慮が不足しており、意図どおりに処理されない問題を修正しました。