検索機能
MylogStarに保存されたログデータを様々な条件で検索することができます。検索条件にAND・OR・NOTを付加できますのでより詳細な検索条件が設定可能です。抽出した検索結果はCSVにエクスポートできますので、情報管理者側でExcel等のアプリケーションに取り込んで分析・集計することが可能です。また検索条件を保存することができますので、よく使用する条件を保存しておけば入力の手間が省け、監査業務の効率化が図れます。
また、機能強化されたアドバンスモードを使用することにより、AND/OR条件の優先順位を設定でき、より詳細で柔軟な検索が可能となりました。
トレース機能
バックトレース
ファイル操作の記録からファイル名を選択するだけで特定のファイルをトレースすることが可能です。USBフラッシュメモリ等のリムーバブルディスクに保存されたファイルの記録からトレースを行えば、元ファイルが容易に判明します。ファイルサーバからローカルディスクへのコピーや、ファイル名の変更も容易にトレースすることができるため、万一不正操作によって隠蔽工作が行われても意味をなしません。またMylogStarはコマンドプロンプトの操作も記録しますので、コマンドプロンプトを利用したファイルの流出もトレースが可能です。
「バックトレース」は、「どのような経路をたどって対象ファイルに行き着いたか」を遡って追跡。
アラート機能
アラート機能は、保存されているログを、設定された検索条件で検索を行い、
条件に合致したログがあった場合に、指定されたメールアドレスへアラーム情報が送られる機能です。
メールには警告対象のリストを添付することができます。
レポート機能
標準機能
MylogStar Serverに保存されているログデータを集計して分析レポートを提供します。レポート機能により、現在の利用状況を多角的に分析が可能です。例えば、PC使用状況レポートから部門別のログイン数を把握することができ、時間外稼動端末リストから休日・深夜等時間外にログインしたクライアントをリストアップできます。またリムーバブルアクセスリストからUSBメモリ等の外部記憶媒体等の使用状況も把握できます。
モバイル時のPC監視
MylogStar Clientのログデータ一時保存機能により、社内ネットワークから切り離された状態でも、すべての操作記録機能が動作します。例えば、庁外に持ち出したノートパソコンのファイル操作・Eメールの送受信等も把握できます。庁外においても不正操作を記録することはセキュリティの向上に非常に有効です。なお、クライアントPCに一時保存されたログデータは庁内ネットワーク再接続時にMylogStar Serverに自動送信されます。
監視ポリシーの設定変更
MylogStarはクライアントPCの監視ポリシーを必要に応じて変更することが可能です。設定変更はMylogStar Managerから一括で行えますので、ポリシー変更毎のクライアントプログラムの入れ替えが不要です。監視ポリシーの反映はほぼリアルタイムで設定可能ですので、突発的な事象にも対応することが可能です。また監視ポリシーは部門・クライアント毎にも設定可能なため、特定部門・特定クライアントの操作監視を強化することができます。
ログのフィルタリング機能
MylogStarのファイル操作はWindows I/Oマネージャを介すファイルのI/Oはすべて取得可能です、そのためウィルスソフトのスキャンなどユーザの意図しないファイル操作が取得されることがあります。ログのフィルタ機能を使用すれば、管理上必要のない操作は除くことができます。
また、Ver.2.0よりアプリケーションログにおいてもフィルタリング設定が可能となりました。
MylogStarではログのフィルタリング設定を行うことにより、ログ管理の運用において、きめ細かいポリシーを設定することが可能です。
ローテーション機能
ログ管理ソリューションでは、ユーザーのありとあらゆるPC操作を記録するため、大量のログデータが生成されます。規模によっては数億レコードものログデータが生成される場合もあり、参照するだけでも相当な時間がかかります。MylogStarは、ログが溜まり過ぎないようにログデータを1ヵ月単位で自動アーカイブし、古くなったログデータを定期的に自動で別領域に移動します。ログデータの件数が一定以上増えることがないので、いつも安定したパフォーマンスでログデータを参照・検索することができます。
CSV出力機能
ログデータを部署、ユーザ単位もしくは特定の検索でCSV形式で出力することが可能です。出力したデータをもとにExcelのピボットグラフなどを使用すれば、部署で特定の操作状況を比較したり、不正な操作の回数などを集計することができます。例えば部署ごとにUSBメモリへのコピー数をファイル拡張ごとに集計することで、リムーバブルメディアへ使用状況の傾向を把握することが可能になります。自社で策定したセキュリティポリシーの視点から、ログデータを監査できます。
クライアントの自動アップデート機能
バージョンアップの際にクライアントのプログラムの自動アップデートを行います。MylogStar配布サーバにクライアントアップデートプログラムを配置しておくだけで、自動的にバージョンアップを判断し、更新処理を行います。
管理者の権限設定機能
MylogStar Managerのログインユーザ毎にログの閲覧、レポート、トレース、監視設定などの権限を付与することが可能です。ログインユーザに部門の権限を設定すれば、特定部門のみを参照するといった設定が可能になり、部門長に部下を管理させるといった運用ができます。
また、部門閲覧権限に加え、ログ種別による閲覧権限を付与することが可能です。